合格者の声
Q実技の勉強を始めてみて予想以上に難しかったこと、また容易だったこと
何か作品を見たときに、作品の良い点、悪い点に気づくことが難しかった。その分人より参考作品から吸収する量が少なかったため、アイディア出しに苦戦した。平面構成で文字を書くこと、ベタ塗りすることが容易だった。
Qスランプの時の気分転換
落ち込みが激しかったからいつも先生に悩みを聞いてもらっていた。先生たちと話すのが好きだったからそれで少しずつ前向きになれた。家では無理して絵を描くのを辞めるときと、失敗した絵をリメイクして良い方向へ持っていく時があった。リメイクは多い時はいっぺんに5枚くらい持っていくこともあって、成功すると一気にスランプから抜け出したように感じていた。
Q浪人して良かったなと思う点
夢を諦めずに済んだ点と、今までで一番打ち込めることに出会えた点。浪人せずに一般大学を目指していたらここまでは頑張れなかったと本当に思う。自分の目指す道は確実に美術の中にあったし、夢への可能性はこの浪人生活で広がった。やりたいことをやると一所懸命になれて、その感覚を味わうことができた。浪人していれば現役生より絵に費やす時間が長く、それだけ実技と向き合えたのも良かった。
Q個人的な疲れを取る秘訣
たくさん寝る。
Q自分で決めた約束事
課題は絶対全部こなすこと、ゼミの中で一番多く描くこと。どちらも守れた。
Q作品の制作上でためになった、参考作品、音楽、映画、美術館など
先生が描いた手のクロッキー。pinterest で集めた画像。
Q九ゼミで学んだことで大学を卒業した将来も役に立つだろうと思えるもの
時間配分を考えて制作すること。資料集めなどを通して感性を磨くこと。人前で様々な評価を受ける精神力。視点を変えて何かを良い方向へ持っていく思考力。
Q合格へつながるような、きっかけになった課題
こだわりのあるエスキースを描く課題と、短い時間設定で課題をする強化週間。
Q自分が成長したと思えた時期
一つは良い平面が全く描けなかった6から9月半ばまでの時期。そして一番印象に残っている11月16日のデッサンコンクールの結果発表の日。150点満点中40点をもらって相当落ち込んだ。この悔しさは相当なバネになった。
Q自分が勇気づけられた、友人や講師の言葉
してはいけないことをしなければ全てクリアしていける。悩んだり、悔しかったりするのは真剣な証拠。底上げできてきた。等
Q九ゼミの講評でハッとするような体験
理解しているつもりでもつもりでしかないことが多いことに気づく時。他の人の作品の中に並べると近くから見た時とは印象が変わってるように感じる時。明暗がはっきりしていなかったり、画面が弱く見えたり、見にくかったり、、、。
Q「もう受験をやめたい、諦めた」と思ったことがあるか、またそれを克服したきっかけ 課題がうまくいかない時、参考作品などから多くのことを感じる力がないと言われた時。リメイクして良い作品を生み出して克服した。
Q学科と実技のバランス
実技ばかりして学科を疎かにしていた。一般の学科は当てにしないでセンターをしっかりとらなければ厳しい。国語と英語がよっぽど得意でいつも8割以上得点できるようでなければ社会を一科目でもいいから確実にしておくといいと思う。
Q講師の発言でもっとも印象に残っていること
誕生会を企画して、お祝いした時の「ありがとう」という感謝の言葉。どの先生も喜んでくれて本当に嬉しかった。
Q九ゼミで過去の合格作品や、参考作品を初めて見た時の感想
多摩美や武蔵美のパンフレットで見たのが初めてだったと思う。どのデッサンも平面もすごいと思った。自分がこんな風にかけるようになるのか不安を覚えた。
Q浪人してみて、現役とは違ったと思えたこと
1年目は周りの受験生が皆上手に見えたが、2年目は誰を見ても上手とは思わなかった。浪人してからの受験では自分の本当に行きたい大学を受験したが、1年目は行きたくもないし、その時点での実力で受けれるところしか受験できなかったから、受験を迎えるにあたっての心構えが全く違った。
Q受験勉強の支えになってくれたもの。また妨げとなったもの
学科は学科の予備校に、実技は九ゼミにそれぞれ仲間がいたことが支えになった。受験のことばかり考えていたから妨げになることは無かった。
Q自分の弱点が浮き彫りになったような、印象的な課題、またピンとこなかった課題
影がテーマの平面構成の課題と、主観的輪郭の課題。影の出来方はなんどやっても矛盾が多く、未だに自信がない。主観的輪郭を使えばいいだけなのにできなかった。簡単なことを難しく考えすぎるところが自分の問題点だというのはどの課題を通してでも感じた。
Q九ゼミの課題で自分の出身校では体験できなかったような制作
静物デッサン以外全て私大の傾向を知る先生がいなかったから九ゼミ無しでは対策できなかった。
Q九ゼミでの制作仲間・友人について印象的な出来事
私がめちゃくちゃ落ち込んだ時に、それまでなかなか昼間に揃っていなかった浪人生たちがたまたま揃って、課題そっちのけで話していろいろ暴露しつつ励ましてもらったこと。浪人生の結束力が高まって、その後は皆もっと頑張れるようになったと思う。
Q九ゼミが休みの時や放課後の過ごし方
とにかく平面のリメイクをするチャンスだと思っていた。朝方まで平面を描くこともしばしば。
Q質問以外のことについて自由にメッセージ
一年足らずという短い期間の中で私を合格まで導いてくださった先生方、本当にありがとうございました。国公立理系クラスで、学校ではろくに勉強もせず過ごした三年間、漠然と大手広告代理店に入りたいと夢だけは大きく、でも何もがんばれなかった私。センター試験の結果が悪すぎて、逃げるように理系の学部を諦めた一昨年の一月。理系では国公立大学に受かる見込みがなかったのが理由で美術系の国公立大学を受験しました。ですが、ふらついて望んだ受験は大失敗に終わりました。度重なる受験校の変更により、学校の先生からはすっかり呆れられていたため、美術系なんて幼い頃から絵を習っている人しか入れないんだからやめなさいと言われました。しかし、九ゼミとの出会いで私の人生は大きく変わります。 高校入試の関係で学校で絵を描けなくなった私は、デッサンをする場所が借りられればいいやくらいの軽い気持ちでアトリエに足を運びました。その時にアトリエに飾られたデッサンの上手さは衝撃的でした。学校では見たことのない完成度に本当に驚きました。浪人すればこのくらいは描けるようになると言われましたが、嘘だとばっかり思っていました。ほんの一週間ほどの受講でしたが基本の考え方を教えてもらうことで私のデッサンは見違えるほ どに上達していきました。そして、将来が全く見えなくなっていた私に、先生は美大の世界を教 えてくれました。代理店に入りたいという夢も、諦めなさいと言われるどころか応援してくれて、真っ暗だった私の世界に一筋の光が差したようでした。たった一週間の出来事でしたが、デッサンの面白さを知った私は、どうしてもあと一年九ゼミで絵を描きたいと強く思いました。はじめは学校の先生から反対され、家族も浪人ということに対してあまり良い印象を持っていませんでした。しかし真剣に受験に取り組んでいると、家族もいつの間にか応援してくれるようになりました。私がこれだけ頑張れたのは九ゼミという素晴らしい環境があったからです。少人数だったこともあり、わからないことがあったらいつでも先生に質問できたし、生徒みんながとても仲良しで、こんなに誇れる先生や仲間たちに出会えたことは一生の財産になりました。先生たちに誕生日のサプライズをしようと企画した時も、クリスマスパーティをしようと持ちかけた時も、皆協力的に参加してくれました。実技についても生徒同士で感想を言い合ったり、悩んだ時は相談し合ったりと、忘れられない思い出は数え切れないほど。今までの人生の中で最も自分が生き生きとし、充実していたのは九ゼミの浪人生活です。真剣に叶えたい夢があったり、まだ夢は見つかっていなくてもその方向が美術を向いているなら諦めてしまってはもったいないです。私自身も美大受験に関して誤解していたことばかりでした。周りに美大を詳しく知る人がいないなら特に反対は大きいはずです。九ゼミには美大受験のプロである先生たちがいます。正しい情報を教えてくれる本当に信頼できる存在です。私は先生を信じてきて本当に良かったと思っています。長々と綴りましたが、私が願うのは本当に美術の世界に憧れている人間が誤った情報により美術の道をを諦めないことです。自分の輝ける場所がここにはあるかもしれない。その場所へ踏み出 すのはちょっとしたきっかけや、少しの勇気です。この文章もそのきっかけになれたら嬉しいです。
Q実技の勉強を始めてみて予想以上に難しかったこと、また容易だったこと
「かけひき」が難しかったです。陰影、描き込み、構図、質感などいろいろ気にして悩みながら描くことが大変でした。容易だったことは時間配分です。
Qスランプの時の気分転換
スランプになるほど描いていないけど、描けない時でもとにかく仕上げてその絵から離れていました。一週間後にあっと気づくときもあるのであまり思い悩まないようにしていました。
Q作品の制作上でためになった、参考作品、音楽、映画、美術館など
参考作品ももちろん見たけど、建築とか写真とか受験に直接関係なさそうなものも見たりしました。平面構成に使える引き出しになってやりやすくなった気がします。
Q合格へつながるような、きっかけになった課題
デッサンだと「写真を持つ両手」。平面だと「やまじきて」。それぞれ大切なことを理解できた課題で、課題をするときの確認事項がハッキリしました。
Q一年を振り返ってみて、最も自分が成長したなと思う時期
冬期講習会から入試直前まで。実技だけを考えることができて楽しかったし充実していました。
Q自分が勇気づけられた、友人や講師の言葉
一度すごく落ち込んだ時に、連尾先生が「綿田はそのままでいいよ」って言われて、真の意味はよくわからなかったけど元気が出ました。
Q「もう受験をやめたい、諦めた」と思ったことがあるか、またそれを克服したきっかけ 最初の講評でこっぴどく言われて、やめようと思いました(笑)。それより自分の下手くそさがすごくショックでそのまま続けていたら、講評で良いところも言われるようになって、デッサンって楽しい!と思えるようになりました。
Q学科と実技のバランス
センターに重きを置いて、夏から国・英・倫に絞ってそれ以外は手を付けませんでした。現役生は実技の時間が少ないので、学科は学校でしかせずに、ほかの時間を実技にあてるようにしていました。
Q講師の発言でもっとも印象に残っていること
「空間を出すためにものを描く」ものを描いたら空間が出ると思っていたのですごく衝撃的な言葉でした。
Q九ゼミで過去の合格作品や、参考作品を初めて見た時の感想
芸大デザインの作品を見て、うわーーすげーーー私もこんなに描けるようになりたい!と思いました。
Q自分の弱点が浮き彫りになったような、印象的な課題、またピンとこなかった課題
明確に描くこと、がうまく理解して描けていなくて「写真を持つ両手」はそれがすごく出てしまった課題でした。ピンとこなかった課題は結構多かったような・・・でも後になってピンとくることも多かったです。いまだに謎の課題もあります。
Q九ゼミの課題で自分の出身校では体験できなかったような制作
普通科だったので高1しか美術の時間がなかったし、受験に対応しているような授業じゃなかったので、九ゼミのすべての制作はわたしの高校では体験できませんでした。
Q九ゼミでの制作仲間・友人について印象的な出来事
デザイン科でクリスマスパーティーをしたのが一番印象的でした。ケーキを買って飾りつけしてみんな目がキラキラしていたけどその後すぐ片づけて課題をするっていう(笑)。野口先生が課題中にクリスマスソングかけようとしていて笑いました。
Q九ゼミが休みの時や放課後の過ごし方
課題や講評のメモを見返したり、録画見たり雑誌読んだり・・・。九ゼミではとにかく描いて、家では見たり読んだりする割合が多かったです。
Q現役で合格した喜びについて、ひと言
ヾ(≧▽≦)ノヾ(≧▽≦)ノ
Q質問以外のことについて自由にメッセージ
高1の夏から九ゼミにお世話になりました。初めて来たときを思い出すと、鉛筆の削り方も知らなくて同い年もいなかったのでこっそり来てこっそり帰ってた気がします。はじめの頃は一枚を描き上げるのさえ大変だったけど、高3になって話し合える仲間もできて、少しずつ考えて描くことが好きになりました。それなりに描いてきて色々なものを学ぶうちに染織にも興味を持って、直前に視デからテキスタイルに変更して自分の進路を思い悩んでいた時期もありました。でもテキの課題で得たものもあって、グラフの課題にも活かされた気がします。誕生日を祝ったり講評のあと仲間と指摘しあったり楽しく学べて良かったです。本当にいい環境で学べました!大学生活がすごく楽しみです。ありがとうございました!